ご祭神
・倉稲魂神(うがのみたま)

・大己貴命(おおなむちのみこと)

・太田神(おおたのかみ)

・保食神(うけもちのかみ)

・大宮能売神(おおみやのめのかみ)

由緒
当社は、洲崎濱宮神明神社(すざきはまみやしんめいじんじゃ)の境内社で海山道開運稲荷神社と称し、丁度、前社は伊勢の内宮さま、後社は外宮さまに当り、境内社の方が著名であるのは誠に尊いことです。
 俗に“みやまどさん”(総称海山道神社)とよばれるのは、伊勢路の伏見稲荷総社として高遠なる御神徳を称えて此の土地の地名で代称されているのです。
 その昔、西行の「昨日たち今日立ちみれば日永なる洲崎に見ゆる森のひとむら」と詠まれたと言うそのままの森は、神々しさ自ら身に迫る思いがします。
 また、江戸時代には徳川家のあつい崇敬により葵の御紋を許され、神戸侯を始め水谷検令(代官水谷九佐衛門)等からも崇められ、古くから全国崇敬者の信仰をあつめています。
由緒
海山道開運稲荷さまはでもでもをきり開いて開運を運んで下さる尊いお稲荷さまということで、お金やお客様を運べば商売繁盛、車や船を運んで交通安全・海上安全・旅行安全、筆を運んで受験合格・就職出世成功、その他縁結、子授、安産、病気平癒、借金取り等道を切り開いて都合よくお運びいただく開運諸願成就のあしどめ稲荷さまです。
 俗に「あしどめ稲荷」と呼ばれているのは、すべての災難盗人病魔逃亡人落物魚族客人の足をとめて福をお授けくださるからで、昔から特に、開運厄除足留等に霊験あらたかであるいわれています。